案件サマリー
副業を行う個人事業主向けに、収益と経費を一元管理できるダッシュボードを制作しました。 ライトプランの枠組みで短期間に進める案件だったため、機能を増やしすぎず、利用継続に効く入力導線と可視化体験の改善に絞って設計しました。
背景・課題
利用者は複数サービスにまたがる取引データを手作業で集約しており、日々の収支確認や確定申告前の整理に時間を取られていました。 また、データ入力の手間が高いことで継続利用が伸びづらく、プロダクトとしても定着率に課題がありました。
- 取引データが複数サービスに散在し、最新状況を把握しづらい
- 確定申告に必要な情報が整わず、集計作業に時間がかかる
- 入力の手間が継続利用の障壁になっていた
方針 / 提案アプローチ
短期間・小規模予算の案件だったため、最初から高度な分析機能を盛り込むのではなく、入力負荷を下げることと、日次・月次の収支がすぐ見える状態を優先しました。 また、既存利用者が持つデータを無理なく移行できるようにし、導入初期の離脱を防ぐ方針を採りました。
- ユーザーリサーチをもとに、入力フローを最小ステップへ再設計
- 収益・経費を即時に把握できるカードUIと推移表示を実装
- Googleスプレッドシートとの同期で既存データ移行を容易に
実施内容
- 入力画面のステップ整理とUI設計
- 月次推移やカテゴリ別集計を確認できるダッシュボード実装
- 既存スプレッドシートからの移行を想定した同期導線の整備
- 継続利用を阻害する入力負荷の洗い出しと改善
体制・担当範囲
要件整理、UI設計、フロントエンド実装を担当しました。 小規模案件でも、初回利用体験と継続利用の両方を見据えた画面設計を重視しています。
技術・構成
- React / TypeScript / Tailwind CSS
- Chartライブラリ / Firebase
集計結果の確認が主目的のため、入力から可視化までのレスポンスと一覧性を優先して実装しました。
成果
- テストユーザーの入力時間を約40%削減
- 継続利用率が向上し、有料プラン移行率が約1.3倍に伸長
- 収支確認と申告準備の負荷を下げ、プロダクト利用価値を明確化
補足 / 学び / 今後
ライトプランの案件でも、入力負荷と可視化の優先順位を正しく切ることで、継続利用に直結する改善ができます。 今後は通知や簡易レポート機能を追加することで、日々の利用習慣をさらに強化できる余地があります。